About Anto

7年前に薬と病院を一切止めた頃

それから8カ月後。

 私は8年ほど前に、元々幼少時代より軽度にあったアトピーが1年間で悪化。あちこちの有名な病院を転々とするようになり、同時にステロイド剤の依存症になり、まさに薬漬けの状態になり、終いには薬が一切効かなくなりました。薬の副作用は内臓、精神的な部分にも表れて、心身ともにボロボロの状態に。命を絶とうと思ったこともありました。そんな日々、不安感と絶望感に襲われる中、たまたまネットで目にした、「自然療法」や「脱ステロイド」のキーワード。

 その後、薬を一切断ち、自分一人で湯治、食事療法を始めました。翌日から好転反応によるリバウンドや離脱、長年、体の奥底に、溜まった薬の解毒症状、薬の副作用によるホルモンバランスの乱れなどで、昼夜のサイクルが壊れてしまい、睡眠が取れない時期が続いたり。今思えば、長年の薬の影響から、鬱状態、超潔癖症状態、対人恐怖症など、精神的な部分にも、いろんな影響が表れていたように思います。今思い返しても地獄ような8カ月間に日々を、何とか自力で乗り越えることができました。 ある程度、回復出来た頃に、もっと療養の何かヒントが得られないかと、十数年ぶりにバックパックを背負っての長期間の海外放浪の旅に行ってきました。 

 療養中、半年間は心身ともに状態が悪く、布団にくるまっているか、温泉に入っているかで、外出もほとんどできずにいました。人生初めて、自分の内面とじっくりと向き合えた、そんな貴重な時間を過ごせた後でしたから、この旅はさらに自分に、気づきや学びを与えてくれました。

 その頃より将来、自分と同じようにアトピーからのステロイド依存で悩まれる方が安心してじっくり滞在できる場所を作りたいと想い、この5年間、長野や和歌山で、療養向けの料理や、菜食フレンチの料理、昔ながらの農業、田舎暮らしのことの事などを学ばせていただきました。 

 

 私自身、療養生活を経て、ようやく心身共に自分らしさを取り戻すことができたと実感出来ています。 アトピーとは病気ではなく、マイナスな事ではなく、心と体からのメッセージ、気づきをいただけているのだと。7年前より、薬を止め、菜食になり、添加物を取らないシンプルな暮らしになり、時間はかかりましたが、ようやく身体が、元のありのままの姿に戻れたように思えます。長年の薬の影響で、皮膚の黒ずみ、皮膚のハリの無さなども、年々、回復できているように実感できています。

 おかげさまで、ようやく心身共に整うことができ、今は生きる事、毎日が在るということが、尊く、ただただ、ありがたく想います。

”あるがままの自分で”

”自分らしく生きる”

”じっくりと自分自身と向き合ってあげる”


 これから、この場所を必要とされる方々に想いが届きますように...   赤嶺貴仁