About Anto

4年前に薬と病院を一切止めた頃

それから一年後。

 私は7年ほど前に、元々幼少時代より軽度にあったアトピーが1年間で悪化。あちこちの有名な病院を転々とするようになり、同時に様々なステロイド剤の依存症になり、まさに薬漬けの状態になり、終いには薬が一切効かなくなるところまでいきました。日々、不安感と絶望感に襲われる中、たまたまネットで目にした、「自然療法」や「脱ステロイド」のキーワード。その当時、国内で唯一あった「アトピー専用の湯治宿」へ縋る思いで駆け込みました。2週間ほど自然療法を学ばせていただいて、そのあとは地元の大分県別府市で、温泉を使いながら、好転反応によるリバウンドや離脱、解毒症状など、今思い返しても地獄の半年の日々を何とか自力で乗り越えることができました。 ある程度回復出来た頃に、もっとアトピー療養のヒントが得られないかと、十数年ぶりのバックパックを背負っての長期間の海外放浪の旅に行ってきました。 

 別府での療養中、半年間は体の状態が悪く、ほぼ家にひきこもりの状態で、生まれて初めて自分の内面とじっくりと向き合えた、そんな貴重な時間を過ごせた後でしたから、この旅はさらに自分を成長させてくれました。 その頃より将来、自分と同じようにアトピーやステロイド依存で悩まれる方専用の宿を作りたいと思い、この四年間、ベジタリアンレストランでの修行や農業の研修を積んできました。 この度、長年の念願であった宿を、大分県竹田市古園の地に開業させていただく事になりました。ここには、整体師さん、ヒーラーさん、カウンセラーさんが常駐しているわけではありません。自分自身とじっくりと向き合ってあげて、自分のペースでじっくりと、体を元にもどしてあげる。 ここでは何一つとして、ゲストさんに強要することはありません。自分の思うまま、お好きなようにおすごしください。私自身、ただステロイド依存から少々抜け出せただけでして、まだ根っこのアトピーの部分と向き合っている最中です。 なので、私にはゲストさんに何もしてあげられません。ただ、出来ることは宿の維持管理や日常生活のサポート、お話しを聞いてあげる事はできます。ご了承いただけたらと思います。 こちらにいらしてくださる方は長期間の滞在になるかと思います。健康面や金銭面などを含めて、安心して滞在していただけるように精一杯のサポートをさせていただく所存であります。


 

「あんと」の名前の由来

この場所に来てくださる方のとって、絶対的な安心感、安堵(あんど)できる場所。 この場所であなたと誰かを繋ぐ、英語の接続詞のAND(アンド)。これらの濁点をとることで、言葉の意味に、より純粋性を出せたらなという思い。 幼児の使う言葉の「ありがとう」が、「あんと」に聴き取れて、響きや意味、老若男女に愛させる場所になれたらなと思い、この名前にさせていただきました。この場所が、皆様にとっての【あんと】になれるよう、日々精進して参りたいと存じます。これから宜しくお願い申し上げます。 

                                                         宿主 赤嶺貴仁